6.06.2009

星野文明さんは無罪だ!最高裁決定は間違っている!

 星野文明さんは、沖縄返還協定批准阻止に起ちあがったデモ隊を指揮し、沖縄に犠牲を強いるペテンに反対して、沖縄現地と連帯し決起した学生、労働者の最先頭で闘っていました。
 日本帝国主義の沖縄差別分断支配、米軍と一体となった戦争のできる国づくりを打ち破る学生・労働者をはじめとする人民の総決起に対して、国家権力は集会・デモ禁止の闘争弾圧を図り、機動隊は教育労働者永田典子さんを虐殺しました。しかし、それにも怯まずデモ隊の進撃は機動隊の壁を随所で打ち破り、渋谷へと突き進みました。そのなかで、1名の機動隊員が死亡しました。星野さんはその殺害の『実行犯』にでっち上げられ、徳島刑務所で無期懲役の刑に服しています。
 しかし、星野さんは『無実』です。沖縄闘争を最先端で戦った者たちへの報復的見せしめのための弾圧であり、断じて許すことはできません。
 星野さんが犯人だという物証は何一つありません。会ったのは、6人の『共犯者供述』だけです。しかもそのうちの5人は、公判で、『嘘の供述を強いられた』と証言し、自白内容を否定しました。もう一人、公判で証言を拒否したものがいますが、この人が自白した『狐色の背広上下』を着ていた男が機動隊員を殴打していたという供述は、間違いであることははっきりしています。当日星野さんが着ていた服は、青系統の上下でした。
 昨年第1次再審請求は高裁で棄却され、最高裁への特別抗告も棄却されました。そのときあろうことか、着ていたものは確かに違っていたかもしれないが、服の色は記憶違いだったとしても殴打していたという事実は変わらないと決定的な理由を最高裁自ら否定したのです。着ていたものは狐色だから星野さんがやったという図式を自ら崩したのです。こんなでたらめなことはありません。
 デモ隊の指揮者の服装は、公安調査庁の報告書でも、明らかだったのです。にも拘らず『狐色の上下を着ていた』、しかも後姿だったという共犯者の供述が、重要証拠として採用されたこと自体おかしいと言わざるを得ません。
 星野さんは、無実です。東京高裁は、再審決定をし、無罪判決を出すのが法の番人としての役目だと思います。
 

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